いま現在、整体師をやっているけども、なかなか年収が増えないというお悩みはよくご質問でいただきます。
私自身が以前に整体師を8年間やっていたのですが、OPEN1年目から月収で40万を割ったのは最初の3ヶ月だけでした。
整体師は、利益率の高いお仕事ですので、年収を1000万にするのは簡単です。
それは、ある考え方を変えることで年収1000万は実現するのです。
この記事で得られること
整体師の年収の低い理由が分かります
整体師の収入を上げる最短の考え方が分かります
業界の常識にとらわれない考え方に変えていくと意外にあなたの整体師としての年収は跳ね上がるかもしれません。
新規数の少ない人の特徴
店の専門性がない
クーポンが「人の悩み」対応になっていない
このようなことは、深く勉強していくことで理解できるようになります。
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整体師の平均年収
整体師の平均年収は2021年で360万ほどらしいのですが、360万と言えば、ボーナス込みで考えれば月収25万ですので会社で勤めた場合の年収とほぼ同じですね。※引用:求人ボックス給料ナビ
雇われるのではなく、やりたいことを仕事にして同じぐらいの年収が得られているのだから、それで満足という人もいるかもしれませんが、あなたがこの記事にたどり着いたのは少なからず今の年収に満足していないということなのではないでしょうか。
整体師の平均年収が360万というのは、実は整体業界の特有の考え方からきているのかも知れません。
整体師が最もお金を投資するのは「技術の向上」だと言われています。
技術が高ければお客様がリピートして増えていくという考え方が基本にあり、集客や利益向上のために何をすれば良いのかが分かっていない人が多いとも言えるのですね。
平均年収はあくまで平均ですので、年収で何千万も稼いでいる人もいることから、年収で100万程度の人も少なからず居るということにもなります。
整体師の年収が低い2つの理由
前述したように整体師の年収平均は約360万ほどらしいのですが、これは平均ですので、もちろんもっと低い年収の人は大勢います。
私の相談を受けてきた印象では、月収10万ほどの人もたくさんいたのです。
整体師の年収が低い理由は次のものです。
整体師の年収が低い理由①整体院の数が多すぎる
全国に治療院と呼ばれるお店は、接骨院、整体院、カイロプラクティックなどが挙げられますが、コンビニの数の倍と言われています。
2016年の厚生労働省の統計によれば、これらのお店の数は13万店舗を超え、コンビニの店舗数5万6千の倍以上とでています。
そして、2018年に治療院業態の店舗で倒産件数は届け出があるだけでも93件、要因は「業績不振」が73件だそうです。
つまり、整体師の年収が低い理由の1つは「競争の激しい業界だから」ということが挙げられます。
整体師の年収が低い理由②単価が安すぎる
当然、激化する競争の中で治療院はお客様から支払われる施術料の単価はどんどん低くなっていきます。
単価が低くなれば、広告費に対してのリターンは見合わないものとなり、広告をかけられなくなってしまっている現実があり、打つ手無しの状態のまま売上が減っていくことになっています。
総じて売上の低いお店の平均単価は1人1回あたり3000円を切るとも言われています。
この単価の安さも整体師の年収の低い要因として挙げられます。
整体師の年収を上げる考え方
整体師の業界の常識を疑え
私は、以前に整体師をやっていた頃に、勉強すればするほど「儲からない」と気づきました。
それは、勉強する内容を探せば探すほど「業界の常識」を学ぶことになってしまうからでした。
どの業界でも同じだと思いますが、「その業界の知識」を学んだら売上は上がりません。
例えば、
技術が高ければ繁盛する
リピートが取れないのは問診のやり方が悪い
回数券を販売することで売上が上がる
このような業界の常識的なことを信じて最初の2年くらいやっていましたが、月売上50万程度までにしか上がりませんでした。
その頃に「整体師って儲からないな」などとよく思っていたのですが、お客様でエステの個人サロンのオーナーさんがいまして、その人は1人でサロンをやっていて月商200万と聞いたのですね。
「ウソだろ」と思って、メニュー内容やなんの広告出してるのかとかを聞いてみたのです。
以下の返答が返ってきました。
広告はホットペッパービューティーだけ
新規は月に15人くらい
メニューはコースのみで18万・32万・50万の3つだけ
5〜7人人くらい毎月コースが売れる
あとは継続のコースを取っているだけ
これを聞いた時に、「整体師じゃダメだし、そもそもが儲からないことをやっている」と痛感しました。
当時の私がやっていたのは、都度払い60分5000円、回数券が6回27000円、12回48000円だったからです。
そして私は、そのエステオーナーさんの話を聞いた瞬間から整体業界の当たり前のやり方をやめました。
違う業界の事例を当てはめると意外に簡単に年収を増やすことができるかと思います。
整体師も生き残りをかけて戦わなければいけない時代になっていますが、そろそろ業界の常識から外れたほうが楽に年収を増やすことができることになるでしょう。
整体師が年収を上げた例
私のクライアントで整体師の方は多いのですが、ある方は次のような状況相談をいただきました。
昨年の7月に整体院をOPENして約1年経ちました。
チラシを自分でポスティングしたりホームページを作りましたが、いっこうに集客できず、今は店の営業を4日にしてそれ以外はバイトをしている状態です。
なんとか売上を上げる方法を勉強したいと思っています。
実は、このような状況の方は結構います。
私の元へご相談いただく方の多くは月商で30万ない方が多いのです。
この方は、4日の営業に減らしてそれ以外の日はアルバイトをして食い繋いでいるという状況でしたが、歯車が合っていないと非常に厳しい結果となりますね。
しかし、この方は週4日の営業のまま初月に45万という売上を叩き出すことができました。
これ実は簡単なのです。
この方は、見込みの高い新規4人を集客して3人に15万円のコースを成約してもらいました。
そのやり方を教えただけになります。
まず、
- 整体師の年収は簡単に上げることができること
- 整体師の年収を上げるための基本的な考え方
これを解説していきますので、ここから先はしっかり読んでみてください。
整体師の年収を1000万に上げる方法
整体師が年収を上げられるのかと言えば、結論として「上げやすい」です。
なぜなら、整体師には他の業界と違い「何もお金がかからない」から。
つまり、無形のサービスが商品であり、利益率90%以上の高利益業態なのです。
整体師が年収1000万になるための計算
ここから書くことは、人によっては受け入れられないかもしれません。
私が相談を受けた人にはこの考え方を全員に伝えるのですが、9割はこの考え方を受け入れられず変えようとしないのも現実としてはあります。
ではいきますね。
整体師が年収1000万いく計算
年収1000万ということは、月に83万の収入が必要
家賃10万・広告費5万だとすると月に98万の売上が必要
約100万の月商があればいきますね。
お客様からの売上の構成を考えてみます。
お客様への商品価格
- 都度払い5000円→月に200人の客数が必要
- 都度払い10000円→月に100人の客数が必要
- コース5万円→月に20人の客数が必要
- コース10万円→月に10人の客数が必要
- コース15万円→7人の客数が必要
- コース20万円→月に5人の客数が必要
このような構成を考えます。
値上げをすればするほど客数は少なくて済む
もうお分かりかと思いますが、高いものを売れば売るほど客数が少なくて済むわけですから、広告費が少なくてよくなりますね。
非常に受け入れがたいかもしれませんが、前述の商品価格で赤字の部分を狙うメニューに変えればあなたの年収はすぐに1000万に届きます。
でも、きっとあなたは、そんな高いメニューは整体じゃ作れないと思っていますよね?
もう既にそれが「業界の常識」だけを学んでいる人の考え方になってしまっているのです。
年収1000万の整体師がやったこと
先ほどのエステオーナーさんの話を聞いて私がやったことは次のことです。
都度払いメニューをやめた
高額のコースのみをメニューにした
1人の新規客に提案できるコースを複数用意して成約率を高める努力をした
お客様1人あたりにかける時間を思い切り短くして時間単価も上げた
競合を他の業種に変えて価格相場を釣り上げた
このようなことをやり、結果として楽に売上が上がるようになり、整体師でも年収1000万を越えることができました。
整体師は開業すれば簡単に年収が上がる
今現在、整体師としてどこかで雇用されている方は年収を上げることは難しいかと思います。
しかし、整体師という職種は開業すれば劇的に年収を上げることが可能な職種とも言えるのです。
整体師が開業するのにかかる費用
整体師が開業するのに必要な費用は高くありません。
最初から施工費などに大きなお金をかける必要はなく、小さく始めて儲かれば広げていく考え方をするべきでしょう。
私の場合は、初期費用は65万円でした。
- 保証金12万
- 最初の家賃12万
- 前テナントがホワイトニングのサロンの居抜き物件
- 施術ベッドなどの備品
- 受付のテーブルと椅子
- 洗濯機と取り付け工事
これら全て込みで65万円です。
初期費用を少なく抑えれば広告費に回せるお金を多くなりますし、そもそもランニングコストが低いので後が非常に楽な展開でした。
整体師が開業することはハードルがとても低いと言えるでしょう。
さらにはマンションで始めるならもっと安く済ませることができます。
整体師が年収を上げる手段としてハードルの低い開業はオススメです。
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整体師の年収を上げるマインド
さて、とは言え、
高額のコースなどをどう作れば良いのかと悩む整体師が多いのも事実です。
これも整体師の業界の常識の考え方をしていると思い浮かばないのですね。
例えば、ライザップとかエステとかを研究してみるとヒントがあります。
ライザップなどのやり方は、「痩せることに対しての結果提供」というスタイルなのです。
結果を提供するということは、「結果に対しての対価」をいただくということですので、都度払いなどはやりません。
この辺りは大手のエステでも同じです。
あなたの整体師で提供できる結果は何かを考えてみて、「腰痛を改善する」だとしたら、
- 何ヶ月くらいで
- 何回くらいで
- どのくらいのペースで通って
結果を提供できるのかを商品にするのです。
多くの整体師は、これを都度払いでやって、お客様にはしつこく説明してリピートしてもらおうとしていますが、そもそも最初の段階から上記の内容をコースにしてしまい販売するのが収入の上がるやり方です。
3ヶ月12回/10万円のコースなら8人取れば80万円になりますし、整体師でも年収1000万になるのです。
これを都度払いで6000円とかでこなしていけば、月間133人取らなければ80万行かないのですから、どだい最初から年収の上がるわけないやり方をしているのですね。
整体師の業界の常識は無視して、他業種のやり方を取り入れてみてください。
そのほうがあなたの年収が上がることは間違いないです。
整体師の年収を上げる方法のまとめ
この記事を読んでみて、あなたは「自分には合わない考え方だ」と思ったかもしれません。
しかし、業界の常識に合わせてやっていれば、かなり厳しい結果になるのは目に見えています。
整体師の年収を上げる最短売上アップ法
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集客については詳しく知りたい場合は、次の記事で書いてありますので参考になればと思います。
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