サロンの経営知識

エステ集客のアイデア6選|行きたくなるエステにする広告の作り方

2020年1月25日

エステ集客のアイデア6選と2023年に取り入れるべき、行きたくなるエステにする広告の作り方

 

WEB集客大学の稲川(@InagawaTsutomuです。この記事は集客だけでなく売上を上げるための濃い内容となっています。

 

然ですが、あなたはこの上の写真を見てどのような施術をしていると思いますか?

きっと、「ヘッドスパ」「頭ツボ」「小顔矯正」「エステの最後お仕上げ」「フェイシャルの途中」「癒しマッサージ」など様々なことが思い浮かびますよね。

 

とてもイメージが良い写真ですので、ホームページなどで使用する人も多いかもしれません。

 

しかし、もしあなたがエステを経営している個人サロンなのであるなら、上記のような「いろんな施術が思い浮かぶような写真」を広告で使用しているなら集客に繋がらず苦戦することになります。

2019年にエステの倒産件数が過去最高を記録して以降、毎年その数が増えている現実があります。(引用:東京商工リサーチ

 

そのエステ不振の要因として最も大きなものが「広告の出し方」にあります。

 

世の中の広告というのは、90%ほどの割合で集客できていません。

その原因となる最も大きなものが「イメージ広告」となります。

この記事では、イメージ広告のデメリットと、エステが新規を集客する方法として「言葉」の大切さを解説していきます。

 

エステの集客は、正しい広告の出し方をすれば大きな売上を手にすることができます。

 

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エステ集客の3つのポイント

エステの集客で大切なのはお客様の行動を想像することです

 

この記事でこれから紹介する内容は、他の記事と違います。

集客する方法はもちろん紹介していくのですが、集客するだけでリピーターがいなければ売上が上がらないんですね。

 

エステ集客のポイント①集客するターゲット

 

リピーターを獲得して魅力ある専門性の高いエステにして、売上を上げるために必要なことは、次のことです。

 

エステで集客するポイント

リピートする人だけを集客する

 

当たり前のことのようで、実はこれほとんどのエステができていないんです。

ターゲットがボケていて、誰でもいいから集客したいと思っているので、集客してもリピーターが付かず売上が上がらないんです。

なぜなら、来たお客様の悩みがそんなに強くないから。

「無理に何回も行きたくないよ」ってお客様が思ってるんですね。

 

そんなお客様を呼んだところでリピーターになってくれるわけがありません。

 

エステ集客のポイント②反応させられない理由

 

さらには、集客できないエステには、どの広告媒体に載せたとしても反応させられない決定的なポイントがあります。

それは次のこと、

 

今すぐ必要じゃない

 

です。

 

人は「今すぐ必要」というものにしか反応しませんので、ここを重視していない広告は反応しないのです。

リピーターが少ないエステは、このポイントが理解されていないことも共通点として挙げられます。

 

エステ集客のポイント③あなたの想像が必要

 

そして、エステサロンをやっている以上、稼ぎたいはずですよね?

集客を何のためにするのかを想像してください。

 

簡単なことです。

 

今日予約入った新規のお客様

20万円のコース成約

何買おうかな!

 

こういう想像なんです。

ビジネスって稼げないと楽しくありません。

こういう想像をすることで集客するターゲットも変わってくることをご存知ですか?

 

ここから、稼ぐために必要なエステの集客できる広告の作り方を解説していきますね。

 

多くのエステが集客できない理由

多くのエステサロンが集客できない理由はこれ

 

自宅エステを含めて、1年以内におよそ60%が廃業してしまうというデータが出ています。(引用:リジョブ

せっかく夢を持って出したエステですが、現実は厳しく「夢で終わった」という結果がほとんどになってしまっているのです。

私が多くのエステ経営者の相談を受けてきて、この原因となるものには共通点があります。

そして、この共通点をあなたが考え方として変えられなければ90%の廃業者となってしまいますのでよく理解しておいてください。

 

新規を集客すれば売上が上がると思っている

 

初歩的な考え方の間違いなのですが、多くの人は「新規さえ集客できれば」と思っていて、集客や広告の方法だけを探しています。

しかし、新規の集客は「広告にお金をかければできる」ことは当然です。

 

問題は、「広告にお金をかけても売上が上がらない」ことなのですが、この大事なポイントを改善しないでずっと集客方法や広告の媒体をネットで眺めて探しているのです。

 

しかも「なるべく無料で」「できる限り安い宣伝方法」のような広告ですね。

そうすると、ネット上に出てくるのは、

  • クーポンサイト
  • InstagramやFacebookなどのSNS集客
  • ホームページを作りましょう
  • チラシを配りましょう
  • 紹介が一番です

など、バカみたいな記事が検索の上位に出てきますので、これを鵜呑みにします。

 

一見すると無料で集客できるかのように思える集客方法が、実は膨大な時間と労力とお金がかかるなのだと理解できていません。

カス情報を信じてやり始めたものの、結果、集客に繋がらず他のものを探し始めるループを延々と繰り返してしまうことになるのです。

 

これらの情報の真実は次のものですのでよく覚えておいてください。

  • クーポンサイト→条件付きで速攻集客できます(お金がかかります)
  • InstagramやFacebookなどのSNS→労力と時間が無限にかかります
  • ホームページ→今のGoogleのルールでは上位に上げれません
  • チラシ→反応させられるチラシの勉強と毎日のポスティングで労力と時間が途方もないです
  • 紹介→そもそもの客数がないので紹介は増えません

 

特にホームページの業者は気をつけてください。

今やGoogleはズルをしてSEO対策しているサイトを全面的に排除してしまいました。

 

SEOをウリにしてきた業者はもう上位に上げれませんので、ホームページを依頼して作ったところで結果、アクセスが増えず、その時点であなたが質問すると「PPC広告をかけてみませんか?」と必ず言ってきます。

しかし、そもそもホームページはSEOで検索上位に上げることを目的としているのでPPC広告をかける前提ならもっと安いLP(ランディングページ)でよかったということになります。

ホームページとランディングページの違いも分からない集客初心者をカモにした業者、それがホームページ制作会社です。

 

LTVを伸ばすやり方になっていない

 

あなたのエステは、1人の新規を集客したら「いくらの売上」をいただけますか?

これこそが最重要なポイントなのですが、残念ながら90%のエステ経営者はこれを計算していませんし意識もしていません。

結論を言ってしまいますと、

エステ経営では「1人の新規から10万円以上の売上」をいただけないなら広告費をかけられません。

逆に「1人の新規から10万円以上の売上」をいただけるやり方になっているなら無限に広告費がかけられてお金持ちになれます。

 

LTV10万円

  • 1人の新規→10万の売上
  • 2人の新規→20万の売上
  • 5人の新規→50万の売上
  • 10人の新規→100万の売上
  • 20人の新規→200万の売上

 

こんな風にはならないと思いますか?

実はなるんです。

 

最初に新規が来たら、その方から10万円以上の商品を買ってもらえる仕組みを身につければ広告費を2倍・3倍に増やしていくことで必ずこの計算になっていくのです。

あなたが広告費をかけられないのはこの仕組みができていないから。

これができていない以上、永遠に「新規集客の方法」だけをネットで探しながら来ないお客様を待っているだけの状態になり、3年間で廃業することになります。

 

現に私は1人だけの整体院をやったいた頃、96000円のコースを23名に成約して220万の売上を上げたことがあります。

 

新規数の少ない人の特徴

サロンの専門性がない

クーポンが「人の悩み」対応になっていない

 

このようなことは、広告を深く勉強していくことで理解できるようになります。

 

また、単純に広告を出して集客数を増やすだけではダメなんです。

 

では、「集客」と「売上を上げる」を混同しないように解説していきましょう。

まずは集客が上手くいかない理由から。

 

エステ集客でよくある間違いとは?

集客についてのよくある間違い

 

まず、エステで新規を集客できていないサロンの広告について紹介していきましょう。

あなたが「痩身」という業態でやっていたとします。

 

エステ集客の間違い①広告の言葉が抽象的

 

この場合、「痩身+地域名」でホームページ やポータルサイトなどの広告を出していると思います。

 

そして、上のような雰囲気の良い写真と店内写真を使用して、「隠れ家」とか「高級な落ち着ける空間」とか「トータルサロン」のような言葉を使っていると思います。

 

これはイメージ広告の手法ですので、全く集客に繋がりません。

 

「痩身で悩む人」と「隠れ家・高級で落ち着ける空間」は全く関係がありませんし、「トータルサロン」という言葉も広告における専門性を無くしているようなものになっています。

 

痩身を売りにしているサロンであれば、これらの言葉を削除して、「痩せたい人の悩み」と「痩せたい人への解決策」を広告に書くべきなのです。

 

エステ集客の間違い②広告に詰め込みすぎ

 

エステのホームページなどの広告でよく見るダメな例として、「トータル」という言葉があります。

 

つまり、フェイシャルも痩身もリラクゼーションも全てうちのサロンではできますという意味ですね。

これは刺さらない広告となります。

 

なぜなら、「1つの悩み」「1つの解決策」を表現するだけでもかなりのボリュームになるはずなのに、いろんなメニューを盛り込むため1つ1つの悩み対応が薄くなってしまっているのですね。

 

よく考えてみてほしいのですが、

 

痩せたいと思ってネットで検索してクリックしたあなたのホームページにフェイシャルもリラクゼーションもできますと書いてあっても、そのお客様からすればフェイシャルやリラクゼーションのことは知りたくないのですから、もっと痩身についての安心できる内容が知りたいということになりませんか?

 

トータルサロンと書いている人は、専門性が無い人にすぎないと言えますし、お客様側も「自分の悩み」に対しての答えをあなたの広告から見つけられないでしょう。

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エステ集客に効果的な広告

エステの集客でリピーターも獲得できる広告の表現とは?

 

では、あなたが広告でどんな表現をしていけばエステで新規を集客できるのかの方法について書いていきましょう。

 

集客に効果的な広告①入口を少なくする

 

入口を少なくするということは、広告で出す専門性を1つに絞るということです。

 

あなたが「フェイシャル」「痩身」「リラクゼーション」など全てをトータルでやれるとしても、トータルをウリにしてはいけません。

 

その中で最も得意なことをウリとして絞り、「痩身専門」として店名から表現内容も全て専門性をウリにするのです。

そんなことすると「フェイシャル」や「リラクゼーション」のお客様が取れなくなると思うのが素人の考え方なのですね。

 

やり方の基本は、「痩身専門」で「痩せたい人」に刺さる広告で新規の集客数を上げます。

 

そして、痩身で集客した新規に対して、まず「痩身メニュー」を販売して、施術していく中で「フェイシャル」「リラクゼーション」のメニューを店内POPやお客様に渡すパンフレットやチラシなどで案内していくのです。

 

痩身の施術をしていきながら、あなたとお客様の間に信頼関係ができるようにしていき、店内POPなど目立つところに貼っておいて、お客様側から質問してくるようにしておくだけなのですね。

 

集客に効果的な広告②言葉を変える

 

あなたが広告で使っている「言葉」は多分、世の中で使われている言葉ではありません。

 

私に相談してくるエステの広告には「痩身+地域名」が非常に多いです。

または、「フェイシャル+地域名」とかもですね。

 

この言葉、変えないと新規を集客できません。

あなたの中の常識で使っている言葉に過ぎないからです。

 

では、世の中で本当に使われている言葉とはどのようなものなのでしょうか?

 

調べてみましょう。

人が使っている言葉は、ネットで検索する時に使うキーワードです。

この検索ボリュームで分かります。

「痩身+名古屋」で調べてみましょう。

 

検索ボリューム結果「痩身 名古屋」

 

名古屋という人口220万人の都市でも、わずか月間100件しか検索されていないことが分かります。

なぜだと思いますか?

 

これは「痩身」という言葉をプロしか使っていないからなのです。

 

「痩身」はエステ経営者かエステティシャンしかあまり使わない言葉ですので、一般の新規を集客でくるわけがありません。

 

では、「ダイエット」という言葉ならどうでしょうか?

 

検索ボリューム結果「ダイエット 名古屋」

 

430件にまで上がりました。

 

いかがですか?

あなたの使っている言葉は世の中で使われていることなではなく、新規を集客する方法として非常にズレたことになってしまっているのです。

 

もっと言ってしまうと、

 

今時は、人がネットで検索した場合、その人の今居る場所の位置情報で近隣のサイトが上がってくるようになっているのを知っていますか?

 

例えば、「エステ 名古屋」と検索した場合、その人の今居る場所の近隣のエステが表示されるということなのですね。

 

ということは、

もっと大きな検索ボリュームの「悩みキーワード」を狙ったほうが良いということになります。

 

例えば、

 

検索ボリューム結果「足 痩せたい」

 

足が痩せたいと検索した場合、あなたのエステの近隣に今居る人に、あなたのエステのサイトが表示されてしまうのです。

となると、もっと大きなボリュームのほうがニーズがあるかもしれませんね。

 

検索ボリューム結果「ウエスト ダイエット」

 

検索ボリュームが大きいということは、それだけニーズが多いということになります。

あなたの広告で使っている言葉やウリは間違っていると思います。

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エステ集客の広告で注意すべき法律

エステの広告で守るべき法律の遵守

 

エステの広告では、守らなければいけない法律がありますので、ここも確認しておきましょう。

知っておくべき法律やガイドラインは次のものです。

 

 

景品表示法

 

エステで広告を出す場合に、みなさん集客を増やしたいために誇大な表現を使いがちだと思います。

基本的に広告は、強い言葉を使えば使うほど、集客に有利となりますが、法律で定められたガイドラインを理解しておくことで使える言葉と使えない言葉を押さえておくことができます。

全てを理解することは非常に難しいですが、ここではエステの広告で必ず押さえておくべき景品表示法のポイントを紹介しておきましょう。

 

優良誤認

 

(1)実際のものよりも著しく優良であると示すもの

(2)事実に相違して競争関係にある事業者に係るものよりも著しく優良であると示すもの

引用:消費者庁

 

実際よりも優れているかのように宣伝したり、根拠がないのに、すぐれた効果が出ることを保証する広告のことです。

例としまして、「1ヶ月で10kg痩せる」「業界No.1」などの表示がこれに当たります。

誰でも効果を得られるという表記は避けましょう。

 

有利誤認

 

(1)実際のものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認されるもの

(2)競争事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認されるもの

引用:消費者庁

 

こちらは主に、価格に対しての表記の仕方についてです。

よく見るようなウソの割引や価格を表記するようなやり方をしなければ大丈夫です。

例えば、いつも1万円のサービスを、通常価格3万円として、割引して1万円という表記はダメですね。

よくやっているエステを見かけますので注意してください。

 

薬機法

 

薬機法は、エステだけを対象したものではありませんので、エステで販売する物販商品などにも当てはまります。

簡単に言ってしまいますと、根拠の示されない独自の理論でサービスや商品を売ってはいけないという内容です。

薬機法については、日本エステティック評議会の解説が分かりやすいかと思います。

 

医師法

 

医師法については、エステにとってかなりシビアな内容ですので把握しておき必要があります。

例えば、脱毛についてや、肌をキレイにする理論などの広告表記は医療行為ではない旨を表記しておかなければいけません。

広告を出す前に、ある程度の理解をしておきましょう。

分かりやすいのは、公益社団法人 日本美容医療協会の記事が良いでしょう。

 

では、ここからはエステの集客を上げるための広告について解説していきましょう。

 

エステ集客の広告の目的

エステの広告で集客する目的のはっきり決める

 

エステの集客の目的は「リピーターを獲得して売上を上げること」ですよね。

ということは、あなたは新規を広告で集客するときに、誰でもいいから呼べさえすればリピーターになってもらえると思いますか?

リピーターにはなってもらえないです。

 

ここにエステの集客での根本的な間違いがありますので見つめ直してください。

集客のコツの結論を言いますと、

 

リピーターになる見込みのない人は呼ばない

 

こういうことになります。

 

リピーターになる見込みのある人だけ呼ぶような広告になっていれば、新規が来たら「必ず買う」という流れになり、無駄がありません。

しかし、誰でも呼ぶような広告になっていれば、あなたが一生懸命にサービスしても、少し時間を長くやってあげても、カウンセリングで親身に相談に乗ったとしても、あなたの頑張りは無駄になります。

 

そもそも買うつもりのないお客様を呼んでいる以上、リピーターにはなってくれないのです。

「新規を集客する方法」だけを探している人はここが分かっていません。

結果、売上を上げることができないまま進んでいきます。

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エステ集客に効果的な広告6選

エステの集客する広告で使えるツールの一覧

 

エステの集客で使う広告ツールを紹介していきます。

 

①チラシ

 

チラシは昔も今も有効な広告ツールです。

ネット集客が全盛の時代となっているように思えますが、ネット集客こそ競争が激しく勝ち負けがハッキリしてしまいます。

オフラインのチラシ集客は今でも有効ですので定期的なポスティングをやっていくことで集客数が上がってきます。

反応の高いチラシの形は、だいたい決まっていますが、イメージ広告のようなキレイなチラシは見てももらえないと思ってください。

 

チラシの例

エステ集客のチラシの例

 

チラシで集客するコツ

 

まず大前提として「チラシは自分でポスティングする」ことです。

ポスティングの業者に依頼すると1部あたり5円ほどとられます。

1部2円などの業者もありますが信用しないほうがいいですね。

チラシの集客範囲は、あなたのサロンからおよそ1キロ圏内になりますので、くまなくポスティングをしていきます。

チラシは考えれば考えるほど集客数に差が出るツールです。

例えば、あなたのサロンが「産後のダイエット」をターゲットにしている場合、1ルームマンションにポスティングしても意味はありませんね?

ターゲットの住んでいる場所、マンションなどを想定して配ることが大切です。

さらには、チラシをポストから取り出した時の認知スピードは1秒以内と言われていますので「認知されるためのチラシ」にしておく必要があります。

それは「手書きチラシ」となります。

手書きで汚く作っているチラシの方が反応が良くなる傾向にあるのです。

そして、もう1つ大切なことは「同じ配布先に何回も配布する」ということです。

1回で認知してもらえるというのは甘く、何回も何回も同じ配布先にポスティングしておくことでいずれ反応が出るのがチラシというツールになります。

人は「自分の悩んでいる時」しか目に留めてくれません。

見込み客にもタイミングがあり、そのタイミングにあなたのエステサロンのチラシが入っていれば予約につながる。

このような地道な集客活動だと言えます。

是非、オフライン集客の要であるチラシを常に配布しておくことをやっておいてください。

 

②ホームページ・サイト

 

エステの集客と言えば「ホームページ」というサイトのイメージをお持ちの方が多いと思います。

しかし、残念ながらホームページはなかなか集客できなくなりました。

これからホームページを作ろうと思っている方は一旦やめたほうが良いです。

集客できなくなった理由は、2020年に2回実施されたGoogleのアップデートでした。

サロン系のホームページのおよそ9割以上が検索圏外に飛ばされ駆逐されたと言っても過言ではありません。

ホームページで狙うキーワードで検索5位以内に入れなければアクセスは増えませんので、大金をかけて作ったホームページが無駄になることは言うまでもありません。

今まで「SEOに強いホームページ」をウリにしてきたホームページ制作会社も今年からは「PPC広告」をウリにし始めています。

しかし、PPC広告を出す前提であればホームページは必要ありません。

LP(ランディングページ)を1枚作れば良いだけですので、月額の管理費を支払ってまでホームページを作る必要はありませんね。

やるならLPを作ってPPC広告が良いでしょう。

 

③ブログ・サイト

 

Googleのアップデートでホームページが駆逐されたと書きましたが、正しいやり方でブログ運営をすればブログは今でも強いツールです。

しかしこれもハードルは非常に高く、ブログを検索キーワードで上位に持っていくスキルと地道に100記事以上のコンテンツを作りリライトしていく必要があります。

ここでもGoogleはズルを許してくれません。

いかにネット集客が難しいかをお分かりいただけたかと思います。

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エステ集客の広告ツール④ホットペッパー

 

ホームページがGoogleに締め出された後は何が残ったのか?

あらゆるサロン系キーワードで検索上位3件までを独占しているのが、みなさんご存知のホットペッパービューティーです。

つまり、サロン系はホットペッパービューティーで集客すること以外にネット集客することが難しくなってきたと言えるでしょう。

問題は「ホットペッパービューティーの中での競争にどう勝つのか?」に変わってきているのです。

 

⑤エキテン

 

無料で掲載できるサイトには全て掲載しておくのが良いでしょう。

【エキテン】は地域によっては検索に強く参画サロンが少ないジャンルもあります。

エキテンのシステムは、クチコミ評価点で掲載順位が上位に上がってくるものになっています。

お客様に評価点を5.0にしてもらうよう協力を依頼するなどしないといけませんが、悩みの強い人だけ反応する広告にしておけば有効です。

また、ホームページなどのリンクを貼る箇所がありますので、

 

エキテン

LP(ランディングページ)

 

に誘導することでもっと詳しいページを見せることもできます。

 

⑥フェイスブック

 

SNSもエステの集客に活かせると広告になると思っている方が多いでしょう。

しかし、これはとてもハードルが高いのです。

まず有効フォロワーが増やせません。

フォロワーはただ増やせばエステの集客につながるのか?と言えば、それはありません。

エステはローカルビジネスですので、あなたのサロンのある地域限定でフォロワーを集める必要がありますね。

しかもエステに興味のあるフォロワーでなければいけません。

この限定条件を含んで有効なフォロワーを増やすことが難しく、9割以上の方がSNS集客を諦めます。

 

エステ集客に効果的な広告のまとめ

 

即効性のある広告ツールに関してまとめますと、使えるのは、

  • チラシのポスティング
  • LP(ランディングページ)
  • ホットペッパービューティー
  • 【エキテン】

この3つだけになるかと思います。

 

2.1万人のサロン経営者が
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エステ集客の成功パターン

集客の成功するポイントを解説

 

では、エステの集客からリピーターを獲得して売上につなげるための広告のポイントを解説していきましょう。

 

ターゲットを絞り込む

 

リピーターになってくれる見込みの高いお客様はどのような人なのか?

これを考えてください。

ポイントは「深い悩み」です。

悩みの薄い人がお金を払うわけがありません。

あなたなら、初回は5,000円だけど2回目以降なら10,000円になりますというクーポンで行ったお店に2回目以降10,000万円を払って行きますか?

深い悩みを持っているお客様を呼ぶには、「悩み」を理解していなければ言葉が思いつきません。

前述のキーワード分析で言葉を見つけ、yahoo知恵袋などで「どんな悩みなのか」を理解してください。

人の悩みの理解をするうことであなたの広告に出す言葉は変わります。

 

ディスカウントにしない

 

悩みの深いお客様は金額だけで決めません。

例えば、「突然、吹き出物がたくさん出てきて止まらない」という状況になってしまった人は、まず皮膚科や美容クリニックなどを探すはずなのです。

値段の安さで選ぶならエステのクーポンで「美肌になる〜〜初回18,000円→3,980円」などのクーポンが無数に出ている中で、なぜ皮膚科や美容クリニックを探すのか?

それは「信用性」で選ぶからなのです。

初回ディスカウントの安さを魅力に感じる人など「そんなに悩んでいない人」にすぎません。

あなたが「価格の安さ」をウリにしている以上、リピーターを獲得することが出来ず、永遠に初回荒らしばかりを呼ぶことになるのです。

 

LTV10万以上にする

 

LTVとは新規1人からいただける売上のことです。

これが10万円以上になってくると、あなたは広告費をかければかけるほど売上が無限に上がっていきます。

ではLTVを10万円以上にするにはどうすればいいのか?

それは簡単です。

やることは10万円以上のコースを作ることだけです。

これが売上を上げるための仕組みなのです。

売上を上げるポイント

新規を呼ぶ→10万円以上のコースを成約する

これだけであなたのエステの売上を上げられます。

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エステ集客から売上につなげる方法

集客から売上に確実につなげるスキルとは?

 

基本的な考え方はなんとなく分かってきましたか?

ではエステ集客からリピーターを獲得して売上につなげる具体的な方法を解説していきましょう。

 

フロントエンド・バックエンド

 

集客と販売とを一体化します。

  • フロントエンド→悩みの深い人だけを集める
  • バックエンド→その悩みを解決するためのコース

この導線を考えるんです。

そもそもディスカウントクーポンで集めたお客様に「気に入ったらまた来てくださいね」というやり方は、お客様の悩みを解決するやり方になっていません。

習い覚えて技術や購入した機械の性能などを商品にしているだけの人が多いのですが、それで上手くいかないのは明白なのです。

順番をお伝えすると、

 

エステ集客の順番

  1. 人の悩みをリサーチ
  2. 深い悩みだけ選ぶ
  3. 悩みを解決するパッケージコースを作る
  4. それを買いたい人だけを狙った初回体験を作る
  5. 来たらコースを提案する

 

これがエステ集客から売上につなげる全体像です。

 

あなたが「何を売るのか」が大切です。

後述しますが、私の場合は新規集客したお客様が来店された時に書き込んでいただくカウンセリングシートの横に、最初からバックエンドの案内用紙を置いておいて見させておきます。

 

カウンセリングシートの横にクロージング提案する内容を置いておく

 

クロージング用の案内用紙の例

 

このように「何を売る」ということを前提に集客しないと売上につながりません。

ここをお客様任せにしているエステはとても多いので注意が必要です。

ちょっとしたテクニックを使えばどんどん集客できて売上につなげることが出来ます。

 

最もアクセスの取れる広告の媒体を選ぶ

 

最初は広告費がかけられないかもしれませんが、無料で集客できると言われるSNSやホームページを制作して集客するなどはやらないほうが良いです。

前述のようにこれらは「労力と時間」がかかりすぎるからです。

その時代の「最もアクセスの取れる広告の媒体」にお金を払って掲載するのが一番です。

今で言えば、検索の上位を全て独占している広告はホットペッパービューティーになります。

それ以外は後でやればいいです。

ホットペッパーは「クーポンサイトだから初回荒らししか来ない」という人は、そもそもお客様の悩みが分かっていないしフロントエンドもバックエンドもない普通のやり方なのでそうなっているだけです。

このような人はホームページで集客してもSNSで集客しても同じ結果になります。

初回荒らしを回すだけのやり方ですね。

母数が最高に取れるホットペッパーで「フロントエンド・バックエンド」のやり方に徹すればLTV10万以上いけます。

 

無料体験から1ヶ月に220万の売上

 

実際に私は、整体院現役の頃にホットペッパーから無料体験を46名とり、そのうちの23名に96,000円のコースを成約して220万の売上を出していましたし、6,980円の初回体験を21名集客して14名に64,000円のコースを成約。

こんな結果を出しているのです。

このやり方をエステの人に教えてみると、2週間以内に128,000円のコースが2本売れましたし、整体院の人は1週間以内に24,000円の3回トライアルと96,000円のコースが売れています。

2つのサロンとも都度払いでやっていたお店が、ともに速攻で売上を取れているのです。

整体院がホットペッパービューティーから売上を作るには?
やり方を変えた途端、96,000円のコースが23人に売れてしまった私のサロンの話

  こんにちは、WEB集客大学の稲川です。   最初の3年間は、どれだけがんばっても最高で50万止まりの整体院でした。 ほとんどの月は20万以下の売り上げ。   でも、や ...

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広告費を上げてレバレッジをかける

 

売上を速攻でとったら、その中の一部を広告費に回してレバレッジをかけていきます。

2人の新規で25万円とか13万円などの売上をあげたら、10万円を広告に回せばその3倍の新規が取れて売上は3倍・4倍と増えていく。

こんな結果になるのです。

都度払いでお客様の自発的にリピーターになってくれるのを待つだけの人はすぐにやり方を変えるべきです。

 

2022年のエステ集客は他業種に学ぶ

エステで取り入れるべき他業種の手法

 

エステは商品があなた自身のサービスとなる業種です。

そして、ここにサービス業ならではの感覚の間違いが起こっているので理解してきましょう。

 

新規集客の段階では、まだお客様ではない

 

例えば、あなたが車を買い替えたくて車屋さんに見に行ったとします。

車屋さんからすれば、見に来た段階ではあなたはお客様ではありません。

車を購入した人がお客様です。

洋服屋さんも不動産屋さんも、見に行った段階や相談し行った段階ではまだお客様として見ているのでではなく「見込み客」なだけなのです。

そして、これはあなたのエステでも同じです。

初回体験で来た段階では、まだその人はお客様ではなく「見込み客」であるだけなのですから、コースを成約して初めてお客様になるんだと理解しましょう。

お客様側もそういう理解ですよ。

最初から通おうと思って初回体験に行く人と「試しに行ってみよう」と思う人では違うということです。

 

他業種ではどのように売っているのか?

 

他業種の人がどのように売っているのかを研究すると良いでしょう。

特に高額の商品を扱っている業種、

保険、車、マンションなどの営業の人の言うことや行動。

これらを注意深く見ていると、必ず次のような流れになっていると思います。

  1. 無料相談
  2. 探しもののヒヤリング
  3. ピッタリのものを提案

100%この流れです。

あなたのエステで高額の商品を売りたいのであれば、この流れを同じことをすれば良いのです。

エステの場合

  1. 初回体験
  2. 悩みのカウンセリング
  3. ピッタリのコースを提案

これだけですので実は簡単なのです。

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行きたくなるエステにする集客のコツ

行きたくなるエステになるには広告の集客効果を上げるために必要な2つのポイントを押さえましょう

 

行きたくなるエステになるには、2つのポイントがあります。

 

良質な口コミを集める

 

今の世の中は、口コミ(お客様の声)以外に見込み客の判断材料がありません。

どれだけこちらが商品の良さをたくさん買いたとしても「怪しい」としか思われていないのです。

どれだけの「信頼性」を出せるかどうかが集客効果を決めるポイントとなることは言うまでもありません。

ホットペッパーなどのポータルサイトであれば100件。

ホームページやランディングページなどでは写真付きのお客様の声20件。

これが信頼性を出す最低限のポイントになるかと思います。

これだけ集められれば後は楽に集客できるようになります。

 

口コミの質

 

口コミの質についても大切です。

「リピです」「いつもお世話になってます」などのよく見る常連客が頼まれて買いたであろう口コミは信用されないことは分かると思います。

良質な口コミを集めることは大変なのですが、これができないようなエステは集客すらできないのです。

つまり、「努力に比例して集客数は上がる」という当たり前の原則です。

 

エステ集客に効果的な広告6選のまとめ

エステで集客するために学ぶ広告の作り方とは?

 

  • 抽象的な表現は全く反応しませんし、ウリを1つに絞り込んで専門性を出すこと。
  • 入口を1つにして、新規集客した人に対して他のメニューについて質問させるようにすること。
  • 使っている言葉を見直してニーズの多いものを調べてから広告を作ること。
  • 広告に使うツールはホットペッパービューティーの一択
  • フロントエンド・バックエンド戦略のみをやっていく
  • 集客はバックエンドを買う見込みのある人だけ呼ぶ絞り込みが大切
  • 5人の新規集客で100万の売上を目指すこと

これらのエステの集客方法の修正をしていけばあなたの広告を反応するようになるでしょう。

 

エステの集客から最短で売上アップする成功事例を学べます

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  • この記事を書いた人

稲川 勤

WEB集客大学の稲川です。私自身の整体院が月商250万をあげた集客、販促のノウハウを教える整体・エステなどサロン集客の専門家。WEB集客・メルマガ販促などの知識も発信しています。

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