SEOにおいて、検索ユーザーの検索意図を理解したコンテンツを作成していくことが大きな成功を得られる条件だと言えます。
しかし、多くの人は、そのキーワードで書ける「自分の考え」や「想像」でコンテンツを作成してしまいがちです。
各キーワードでは、検索ユーザーによって検索する意図は違うのですが、その中でも多くの人が意図しているものは何であるのかを事前に調べてからコンテンツを作成することがSEOにおいて大切なことなのです。
この記事では、「検索ユーザーの検索意図の調べ方」について紹介していきます。
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検索ユーザーの検索意図とは?
検索意図とは、検索ユーザーが「知りたい情報」です。
検索ユーザーが検索エンジンを利用する目的は、大きく次の3つに分類されます。
- 情報の収集
- 特定のWEBサイトやブランドの検索
- ショッピング
「ショッピング」目的での検索は、最も購買意欲が高く、短期的には利益になりやすいので、「ショッピング目的の検索意図」に対してのコンテンツばかり作りがちです。
しかし実際は、ショッピング目的での検索は全検索回数の中の10%以下だと言われています。
インターネットを利用する人が、常にショッピング(購買目的)で利用しているわけではなく、「情報収集」の目的での利用が80%以上と大半を占めているのですね。
WEBサイトに、トラフィック(アクセス)を多く集めていくには、短期的な利益を上げられる可能性の高い「ショッピング目的」のコンテンツではなく、「情報収集」目的の検索ユーザーに対してのコンテンツを作成していくことが求められます。
検索ユーザーが検索する場合、その検索キーワードには出てこない裏の需要(ニーズ・ウォンツ)が隠れており、これを分析することで検索意図を理解することができます。
検索ユーザーの検索意図を理解するメリット
検索ユーザーの求めている検索意図が理解できればできるほどメリットがありますが、それは次のことです。
検索意図の理解で得られるメリット
ピタッと刺さるコンテンツを作成できる
検索ユーザーからの「信頼」が得られる
検索で上位に上げることができる
トラフィック(アクセス)が多く集められる
SEOにおいては、多くの要素は複雑に絡み合い、検索エンジンの評価が決定した上でランキングが決まるのですが、アルゴリズムの変更に伴って以前よりも「コンテンツの質」の重要性が高くなってきていますし、これは今後もっと重要性が増すであろうと言われています。
コンテンツの質とは、検索ユーザーの検索意図にマッチしていることですので、検索意図を理解できれば小さなWEBサイトでも検索上位に上がってくる可能性が高くなるのです。
検索ユーザーの検索意図の調べ方
検索意図の理解は重要性が高いのですが、私たちはなかなか理解できません。
それは、私たちの中に「価値観」や「前提」が強くあり、同じ検索キーワードの捉え方が人によって異なってしまうからです。
私たちの「価値観」や「前提」を排除して、世の中の検索ユーザーの検索意図を調べた上でコンテンツを作成していくことがSEOの成功を近づけますので「検索意図の調べ方」を紹介していきます。
関連キーワードのリサーチ
その検索キーワードには、必ず関連するキーワードがあるはずです。
関連キーワード取得ツールでリサーチしてみましょう。
例えば、検索ボリュームの大きいキーワード「肩こり」ですと月間で81450件も検索されています。
しかし、
この「肩こり」というキーワードの検索意図は人それぞれ違いますよね。
- 肩こりを治したい
- 肩こりの原因を調べたい
- 肩こりを自分で治せる方法はないか?
- 肩こりを改善できるグッズはないか?
- 肩こりが楽になる体操とかないかな?
- 肩こりにはストレッチが効くらしいけどその方法は?
- 肩こりを治せる整体はないかな?
実は無数にあるのです。
本当に無数と言えるほど膨大な検索意図が存在します。
ですので、この「肩こり」という検索キーワードだけでは、検索ユーザーの検索意図を理解できるわけはありません。
そこで、検索意図を調べるために関連のキーワードを調べていくのです。
そうすると、
- 肩こり 解消
- 肩こり ストレッチ
- 肩こり 頭痛
- 肩こり 薬
- 肩こり 原因
- 肩こり 病院
- 肩こり マッサージ
- 肩こり ひどい
- 肩こり 湿布
このように絞り込めてきます。
しかし、これでもまだ検索意図は理解できません。
もっと絞り込んでいきましょう。
今度は、この中のキーワードのさらに関連するキーワードを調べてみましょう。
「肩こり 解消」についての関連キーワードを知らべます。
すると、
- 肩こり 解消 運動
- 肩こり 解消 グッズ
- 肩こり 解消 筋トレ
- 肩こり 解消 ストレッチ
- 肩こり 解消 体操
- 肩こり 解消 ツボ
- 肩こり 解消 ドラッグストア
- 肩こり 解消 枕
- 肩こり 解消 整体
これでもまだ想像が付かない場合、もう一段階、関連するキーワードを調べてみると良いでしょう。
抽出したキーワードで実際に検索してみる
これらの関連キーワードで、実際に検索エンジンで検索してみます。
検索してみて、上位10位以内に表示されているWEBサイトのコンテンツを全て見てみることです。
そうすると、
検索上で上位に表示されているWEBサイトは現在、検索ユーザーの検索意図に最適だと評価されているものが出ているわけですので、その中に書かれている内容を書き出すのです。
これらを書き出せば、おおよその検索意図を理解することができます。
知恵袋で検索してみる
yahoo!知恵袋というものには、たくさんの質問が載っています。
この知恵袋にも検索ユーザーの検索意図が分かりやすく出ているのですね。
そのキーワードで、最も多い質問が検索意図に近いと言えますので、これを書き出すことも良いでしょう。
ちなみに、前述の関連キーワード取得ツールで検索すると、横にyahoo!知恵袋での関連キーワードも表示されますので、これを利用すると早いです。
検索ユーザーの検索意図に対してのコンテンツ作成
検索ユーザーの検索意図を理解したら、あなたは答えを書いていきます。
それがコンテンツです。
コンテンツ作成についての注意すべきポイントをお伝えしますと、次のものになります。
コンテンツ作成の注意ポイント
検索ユーザーの検索意図に対しての答えだけを書くこと
コンテンツを長くしようとして他のことに結び付けないこと
自分の価値観や前提で書かないこと
タイトルと見出しにキーワードを含めること
検索ユーザーの検索意図とズレないようにするには、コンテンツを作成する時に、先に見出しを全て書いてしまってから文章を書くことです。
だんだんと書いているうちに、文章の流れが他の方面へとズレていくことがほとんどです。
検索意図を調べたら、ズレないように先に全ての流れとして見出しだけ先に書いておくとズレることを防ぐことができます。
検索ユーザーの検索意図のまとめ
検索ユーザーの検索意図は、まず関連するキーワードを細分化して調べていくことで見えやすくなります。
そしてさらに、
- 自分で検索エンジンで検索してみること
- 知恵袋で検索してみること
- 内容を書き出してみること
- 流れを決めて見出しを先に作ること
これらの作業で検索意図に沿ったコンテンツを作成することができるのです。
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