GoogleのAIはどんどんと進化してきていて、昔のようなキーワードをズラすことが難しくなってきています。
キーワードの選定が、そのWEBサイトのアクセス数を決めると言っても過言ではありませんが、1つ1つのコンテンツでのキーワード選定だけではなく、WEBサイトの構造としてカテゴリーも含めて初めに考えなければいけません。
この記事では、SEOにおけるキーワードの選定について解説していきます。
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SEOのキーワード選定とは?
キーワード選定は、WEBサイトの構造から考えていかなければいけません。
先にWEBサイトの構造の基本的なおさらいをしますが、
WEBサイトの構造
- トップページ
- カテゴリー
- コンテンツ(WEBページ)
1から順番に降りてくる形ですね。
WEBサイトのSEOが強くなるのは、3のコンテンツの集合体として2のカテゴリーの専門性が高まり評価が高くなり、そのカテゴリーの集合体がWEBサイトとなった場合です。
全てバラバラのコンテンツが並べられているだけのWEBサイトですと、SEOに強い形にはなりません。
では、これをキーワード選定に当てはめてみます。
SEOにおいてキーワード選定の基本
先ほどのWEBサイトの構造に当てはめると次のようになります。
キーワード選定の基本
- トップページ→最も検索ボリュームの大きいキーワード
- 各カテゴリー→ミドルボリュームのキーワード
- コンテンツ(WEBページ)→検索ボリュームの小さいキーワード
このようになっていないといけないわけですね。
SEOのキーワード選定における検索ボリュームの目安
ここで誰でも悩むのがキーワード選定をする時の検索ボリュームの目安です。
WEBサイト立ち上げてからしばらくは、コンテンツを作成してもなかなか検索上位に上がってこないため、狙う検索ボリュームが大きすぎるから勝てないのだと思い、とても検索ボリュームの小さいキーワードを狙う人が多いのですが、単純に問題はそこではありません。
例えば、
もしあなたが、このような少ない検索ボリュームのキーワードで構成しているとしたら、将来的にもあなたのWEBサイトの月間のアクセス数は5000にも満たないサイトになってしまいます。
WEBサイトの基本的なキーワード選定における検索ボリュームの考え方は次のようなものになります。
キーワード選定の基本
- トップページ→1万〜10万のビッグキーワード
- 各カテゴリー→1000〜1万のミドルボリュームキーワード
- コンテンツ(WEBページ)→10〜100のロングテールキーワード
図で説明すると次のような形になります。
これが基本形となります。
各キーワードの検索ボリュームに対してのコンテンツの必要数
例えば、検索ボリュームが月間で5しかないようなキーワードであれば、1記事でも検索上位に上がります。
しかもインデックスされてすぐに1位に上がるかもしれませんよね。
しかし、検索ボリュームが100、1000、1万と上がっていくにつれ競合が多くなり、コンテンツの量が多く必要になっていきます。
ではどのぐらいのコンテンツの数が必要な目安を解説していきます。
コンテンツの必要数
- 1〜10→1記事
- 10〜100→1記事〜5記事
- 100〜1000→5記事〜10記事
- 1万〜10万→10記事〜50記事
この記事数は「関連記事」の数のことです。
なぜ「関連記事」が必要になるかと言えば、「そのキーワード」の検索意図を網羅できないからです。
単一キーワードであればあるほど「検索意図」が幅広くなり、1つのコンテンツで網羅することが難しいと言えます。
例えば、「ダイエット」というキーワードは、検索ボリュームを調べてみると月間で740700件ありますが、検索意図は幅広いですよね?
- ダイエット スープ
- ダイエット お菓子
- ダイエット 食事
- ダイエット 方法
- ダイエット トレーニング
- ダイエット エステ
- ダイエット ダンス
とんでもなく無数に検索意図があるのですが、これを1つのコンテンツで網羅するのは不可能です。
となると、「ダイエット」の下に様々なコンテンツを関連して作成していって、初めて「ダイエット」に関して専門性のあるWEBサイトなのだと評価されるということになります。
この場合、カテゴリーで「ダイエット 食事」「ダイエット 方法」などのミドルキーワードで分類して、その下のコンテンツで各カテゴリーのキーワードに関連するものをたくさん作成していくという形です。
そのコンテンツの必要数の目安がおおよそ上記のようなものになるという一例です。
SEOのキーワードの選定で最も重視されること
現在の検索エンジンはAIが進化してきていて、非常に言語を理解しています。
現在のSEOキーワード選定では無視される「キーワードの完全一致」
以前は「キーワードの完全一致」での検索順位決定でした。
「キーワードの完全一致」とは、
キーワードの完全一致の例
- キーワード 選定
- キーワード 選び方
この2つは違うコンテンツとして認識されていたということです。
ですので、
完全一致のタイトル例
- キーワードの選定方法
- キーワードの選び方とは?
この2つのタイトルのコンテンツの作成して両方で検索上位を狙えましたが、現在は違います。
現在は、この2つのコンテンツは同じ内容のものとして認識され、重複コンテンツとなってしまいます。
検索エンジンがSEOキーワードで重視しているのは「検索意図」
では、検索エンジンがキーワードに対して重視していることは何かと言いますと、「検索意図」ということになります。
Googleの日本語アップデートでは、かなりの日本語の理解をされたと思いますし、その後もどんどん進化して文章の内容をAIが理解していますので、類似のキーワードは同義と認識できるのです。
つまり、先ほどの、
- キーワードの選定方法
- キーワードの選び方とは?
の2つのコンテンツが重複してしまい、評価が2つに分散してしまっていると言えます。
この場合の対策としては、
重複コンテンツ対策
- リライト→コンテンツを1つにまとめる
- noindex nofollow→どちらかをインデックスさせないようにする
このどちらかで対策できます。
SEOのキーワードは種類別に選定する
基本的にWEBサイトのアクセス数を増やしていくためには、ビッグキーワードでの上位を狙っていく必要があるのですが、前述のようにビッグキーワードの幅広い検索意図を網羅していくようにミドルキーワード、ロングテールキーワードを探していきます。
検索意図を考えていく場合に、それぞれのキーワードには種類があることも考慮していきます。
検索キーワードの種類とは主に次の3つです。
検索キーワードの種類
商標のキーワード
欲求充足のためのキーワード
悩みのキーワード
商標のSEOキーワードで選定する
いわゆる指名検索というものです。
商品名や会社名、店舗名、個人名など、すでに知っている人がその名前で検索してくるキーワードのことですね。
- トヨタ ハリアー→指名検索
- トヨタ 中古車→指名検索ではない
- iphone SE→指名検索
- スマホ→指名検索ではない
ニュアンスとしては分かるかと思います。
この指名検索をしてくる人の検索意図を考えた場合、情報収集をする前の段階ではないわけですね。
すでに知っているわけですので、例えば、
- 購入にあたっての不安材料の払拭
- 他の商品との比較材料
などが知りたいのかなと想像していきます。
欲求充足のためのSEOキーワードで選定する
これは、「痩せたい」「肌を綺麗にしたい」「モテたい」などの欲求を満たしたい人が使う検索キーワードです。
答えを言ってしまいましたけど。
ですので、
- その欲求を満たすために必要なこと
- その欲求が満たされない原因
などが求められているかと思います。
悩みのSEOキーワードで選定する
これは、「痩せない 理由」「彼氏 できない」「アフィリエイト 稼げない」などの今現在に抱えている悩みをそのまま検索してくるパターンです。
当然ここでは、
- その悩みに関する詳しい情報
- その悩みを解決するための解決策
が求められている検索意図かと思います。
これらのキーワード選定で種類をゴチャゴチャにしない
検索エンジンが「検索意図」を重要視しているからには、これらのキーワードの種類をゴチャゴチャにして考えていたらコンテンツの内容が検索意図とズレてしまいます。
コンテンツの内容がズレるということは、本来そのキーワードで求められている検索意図の内容を他のキーワードのコンテンツで書くことになるということになってしまいます。
必然的にキーワード選定が間違っていたとなってしまいますので、しっかりとキーワードの種類別に検索意図を理解したキーワード選定をしてコンテンツの中身との整合性をとっていくことが大切です。
SEOでキーワードを選定する手順
キーワード選定していく手順を解説していきます。
step
1トップページで狙うキーワードを選定する
まずは、あなたのWEBサイトで狙うキーワードを選定します。
この場合、1万〜10万のビッグキーワードにしてください。
step
2カテゴリーのキーワード選定
次に、トップページで狙うビッグキーワードの検索意図を網羅するための1000〜1万のミドルキーワードを複数選定してください。
それがカテゴリーとなります。
step
3コンテンツのキーワード選定
各カテゴリーのミドルキーワードの検索意図を網羅するために10〜300程度のロングテールキーワードを抽出してください。
これはかなり多くなるかと思います。
SEOのキーワード選定のためのツール
キーワード選定に使用するツールを紹介しておきます。
検索意図を調べるツール
Googleサジェストキーワード
Googleの検索窓にキーワードを打ち込むと複数の関連キーワードが出てくると思います。
よく検索される関連キーワードとなります。
関連キーワード取得ツール
こちらも使いやすいです。
検索ボリュームを調べるツール
Googleキーワードプランナーがメジャーなツールですが、数字がおおまかすぎるので私はあまり使っていません。
Ubersuggest
関連するキーワードも検索ボリュームも一度に調べられます。
無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策
しかし、これもまあまあ大雑把です。
aramakijake
私の場合、これを多用しています。
キーワード検索数 チェックツール|無料SEOツールaramakijake
かなり細かい数字まで出ますが、検索ボリューム10以下は表示されません。
12とかまでは表示されますので、このツールで「データが見つかりませんでした」と表示された場合は、検索ボリューム10以下ですのでロングテールにもなっていませんので除外したほうが良いですね。
いまSEOで重視されているキーワード選定の要素
では、これらの要素を考慮してSEOに強いキーワードの選定方法を解説していきます。
前述のように、
- トップページ→ビッグキーワード
- 各カテゴリー→ミドルキーワード
まで選定しますよね?
そして各カテゴリーの検索意図を網羅するようにロングテールキーワードを選んでいくのですが、先ほどの「関連キーワード取得ツール」でなるべく多くのキーワード抽出して、「aramakijake」で検索ボリュームを調べていきます。
あまりにも少なすぎるものは削除していきます。
その工程を経た上で、残ったキーワードの中から「類似の検索意図のキーワード」をまとめていきます。
検索意図によってSEOキーワードの選定を絞り込む
現在の検索エンジンではキーワードの検索意図を重視しています。
私の作成したコンテンツの例を挙げます。
- 「ホットペッパービューティー 集客」→3万文字
- 「ホットペッパービューティー 集客 できない」→3000文字
- 「ホットペッパービューティー 集客 整体」→4000文字
- 「ホットペッパービューティー 集客 エステ」→5000文字
- 「ホットペッパービューティー 集客 効果」→3000文字
- 「ホットペッパービューティー 集客 掲載効果」→4000文字
このように複数のコンテンツを以前に作成していました。
つまり、「ホットペッパー ビューティー 集客」というキーワードに対しての関連記事で複数のコンテンツを作成して底上げしようとしたわけですね。
しかし、結果としては「ホットペッパービューティー 集客」の3万文字のコンテンツのみが、これらの全てのキーワードで検索に上がり、他のコンテンツが表示されませんでした。
つまり、網羅性の高い1つのコンテンツが、これらの全てのキーワードとして検索エンジンに認識されていたということになります。
私のとった対策としては、他の5つの記事を「noindex nofollow」にすることで3万文字のコンテンツの評価を上げることができ、さらに検索で上位に上がったという結果になりました。
このことから言えるのは、過去のSEO対策でよく出ている「関連キーワードツールで洗い出して」キーワードをズラしていくという手法は重複コンテンツを量産してしまう危険性があるということになりますので、「キーワードは検索意図に沿って選定する」ことが大切です。
- ダイエット 方法
- ダイエット 効果
- ダイエット やり方
のように関連キーワードで抽出した複合キーワードの中から、検索意図の同じものは省く必要があります。
類似の検索意図のキーワードなら、まとめて1つの網羅性の高いコンテンツを作成していくのが良いでしょう。
SEOのキーワード選定のまとめ
検索エンジンの進化により、最も重要視される要素が「検索意図」となりました。
SEOにおけるキーワード選定にも同じことが言えます。
今現在、過去のコンテンツで違うキーワードで同じコンテンツが上がってきたり、狙ったキーワードで違うコンテンツが上がっ的たりしている場合には、検索意図の重複がないのかを調べて「コンテンツのリライト」もしくは「削除」「noindex nofollow」などの対策をすれば評価が上がる可能性もあります。
SEOキーワードの選定は「検索意図」で決めることが大切です。
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